大手都市銀行のインフラ環境開発

金融業界向け 災害対策用Database環境の更改構築支援
金融業 | 大手都市銀行 |
開発工程 | 基本設計~構築 |
開発環境 | RHEL(Red Hat Enterprise Linux)、Oracle、Shell |
本プロジェクトでは、大手都市銀行の災害対策(DR:Disaster Recovery)用データベース環境の更改構築を担当しました。金融機関におけるシステムの安定稼働とBCP(事業継続計画)の強化を目的として、Oracle Database の設計・構築を実施しました。
まず、現行システムの分析を行い、課題の洗い出しや改善点を整理。その上で、新環境への移行に向けた要件定義・設計を進め、高可用性・高性能を考慮したデータベースアーキテクチャを構築しました。
構築フェーズでは、RHEL環境上でOracle Database のインストール・チューニングを行い、運用要件に応じたバックアップ・リカバリ機能の設計および実装を実施。加えて、Shellスクリプトを活用した運用自動化(データバックアップ、ログ管理、障害監視など)を導入し、運用の負荷軽減を図りました。
また、システム移行後の安定稼働を確保するために、負荷試験・障害試験・フェイルオーバーテストを実施。災害時に即時復旧できるよう、データ同期の仕組みや切り替え手順の最適化を行い、災害発生時のリスクを最小限に抑える対策を整えました。
本取り組みにより、災害時にも迅速なデータ復旧が可能な堅牢なデータベース環境を実現し、銀行の重要な金融システムの安定運用に貢献しました。